樽樽、ふっくら、バターリー：ブレッドアンドバター　シャルドネ

Bread and Butterのシャルドネを初めて飲んだのは、数年前、赤坂の「あじる亭カリフォルニア」だった。

ヨークを飲んでいるかのように乳酸菌飲料の味がして、香りがよく、濃厚で、ふくよかで・・・とにかく衝撃を受けたのを覚えている。

それまでカリフォルニアのシャルドネはちょっとくどいな・・と思っていたし、どれも同じような味だなと思っていたので。

2－3年前、麻布のNISSINで売っているのを見つけた時はうれしかった。レストランの半額程度だし、おうちでも飲めるー！

そして今年ご近所のスーパーで売っているのを見つけた時は、ちょっと危機感を覚えた。例えば、お気に入りのインディーズミュージシャンがミュージックステーションに出演してしまうような。しかも、このスーパーではシャルドネだけでなく、カベルネとピノも売っているではないか。やばい。もう、私だけのBread and Butterではないのかもしれない。

そのくらい愛してやまないBread and Butterであるが、今回飲んだ際は少し味の変化を感じた。

以前のようなヨーク感は薄れ、カリフォルニア・シャルドネらしいバタリーな感じが増している。もう樽樽。バターどころか、バタースコッチのよう。ヴァニラ、ナッツ、クリームのような甘い香りにくらくらする。
アルコール度数も高めで、飲んだ時にボリュームを感じられる。



ぷりぷりの牡蠣オーブン焼きと合わせると、たまらーん。
怒涛のクリーミー。

ワインデータ