ピノ・グリにはエスニックを合わせて:オイノス ピノ・グリージョ
ピノ・グリはレストランなどで、私がよく選択する白ワイン。
ソービニョン・ブランほど酸が強くなく、シャルドネのようにまろやかで、それでいてリーズナブル。
なんというか、程よいというか、外れが少ないというか、守備範囲が広いというか。
なんとなく及第点を取ってくれるから。
逆にいうと、驚くほど素晴らしいピノ・グリには出逢ったことがない。残念ながら。
ピノ・グリでおすすめの1本を、と言われたら、かなり困ってしまう。
酒屋でピノ・グリを買う時は、きっぱりとジャケ買いである。
ピノ・グリというイメージとエチケットの絵柄で、味の記憶が呼び覚まされて、なおかつお手頃価格の場合、買ってもいいかなと思う。
そんなして買ったシチリアのピノ・グリ。
シチリア産だから、イタリア呼びでピノ・グリージョと呼んであげるべきだろう。
口当たりにとがったところがなく、黄桃の香り漂う、わりとボリュームのある味わいで、酸味はかなり控えめ。
料理は野菜やキノコ、ソーセージのオーブン焼きを合わせてみた。
どの食材ともケンカせず、どれもそこそこ美味しくいただける。うん、こういうところはピノ・グリ、えらい。
でも、やはりパンチには欠ける。
そういう時は、料理でパンチを利かせるため、エスニックな料理を合わせることにしている。
ニンニクやショウガを効かせたり、中華スパイスを組み合わせたり。
今日はフレッシュの赤唐辛子、ナンプラー、パクチーを効かせた炒め物。
ビールでしょ、これは、と思わせておいて、ピノ・グリが合うだなぁ。
ワインの酸がきつすぎるとケンカしちゃうし、リッチすぎても左右に離れていっちゃうところをピノ・グリがいい感じですり抜けていく。
ピノ・グリにはエスニックだって思った瞬間。
ワインデータ
名前 | カステラーニ オイノス オーガニック ピノ・グリージョ CASTELLANI OYNOS PINOT GRIGIO SICILIANE IGT |
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種類 | 白 |
産地 | イタリア シチリア |
品種 | ピノ・グリージョ 100% |
タイプ | ミディアムボディ |
価格 | 1,500円 |
お店 | Bon repas 麻布十番店 |
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